ウンブリアの州都
ペルージアに隣接する小さな山上都市
アッシジは古くから開かれた街である。
街の中心部にはローマ時代のミネルヴァ神殿が残っているし、野外競技場もある。しかし、この街の最も偉大なモニュメントは城壁の最西端に位置する
サン・フランチェスコ寺院である。フランシスコ派カトリックの総本山として13世紀から14世紀にかけて絶大なる勢力を保ち、奇跡を求めて多額の寄進が集まり、城塞にも似た大建造物が作られ、周囲に数々の教会や修道院が建立された。
この街の見所は
サン・フランチェスコ寺院とその壁画(
ジョットー、
チマブーエ、
ピエトロ・ロレンツェッティ、シモーネ・
マルティーニ等の当時の売れっ子画家が総動員されている)であるが、山頂にある城塞からのパノラマは最高である。山の南斜面にこびりついたような
アッシジ
の街並みは勿論のこと、
ウンブリア平原(盆地)が南に果てしなく広がり、遠く
トーディや
スポレート等の数多くの山上都市(ご承知かと思うが、
イタリアはローマ帝国崩壊の後、19世紀まで中央集権国家が成立せず、都市=国家であった。)を眺めることができる。
尚、カルチェリ修道院へ行く途中にある『La Stalla』というレストランはこの地方の伝統料理をおいしく食べさせてくれる。時間が許せば足を運んで下さい。
■画像は35年以上も前のもので現状とは大きく異なっている場合もあります。