ローマのルネサンスは
フィレンツェの巨匠を招いて実現する。特に、
ミケランジェロは建築、絵画、彫刻の全分野で活躍する。
カンピドリオの丘の市庁舎は彼の代表作で、広場に描かれた線模様が美しい。ゆったりした長い階段を登り詰めるとマルコ・アウレリオ(
マルクス・アウレリウス)の騎馬像が迎えてくれる。
振り返ってみると
ローマの市街地が一望できこの地に市の中心施設をもってきた理由が良く分かる。
初めて訪れた時は五月の花の季節で、市庁舎から出てきた花嫁花婿に出会い、その希望に満ちた顔が印象的で、未だに鮮明に記憶に残っている。
結婚式というと、すぐ教会の司祭の前での誓いを連想するが、
ローマでは元老の前で市民としての誓いが終わって初めて正式に結婚が認められるという話を聞いたが、
本当かどうか経験がないので分からない。そうだとすれば、婚姻届けを受け取るだけの、どこかの国のお役所とは随分違うものだと思った。
■画像は35年以上も前のもので現状とは大きく異なっている場合もあります。