ヴェネツィア広場から大きな皇帝通りを進んでいくと正面にその巨大な姿を現す。フラヴィオ劇場というのが名前であるがその巨大さから
コロッセオの通称の方が一般的である。
真夏の照りつける太陽の中にそそりたつ姿は毅然としていて荘厳ささえ感じるが、足の長い秋の夕暮れ時の赤い光が三つのオーダーに陰を落とす頃も捨てがたい。
テベル河の対岸にただ一つ残っているローマ時代の遺跡サンタンジェロは
ハドリアヌス帝の廟所として建てられたものである。その後、周囲に城壁が作られ城塞として整備され牢獄としても使用された。春先の陽光の頃、テベルの水面に映る姿を眺めていると平和な今を実感する。
■画像は35年以上も前のもので現状とは大きく異なっている場合もあります。