サン・ジョルジョ・マッジョーレは
ヴェネツィアのサン・マルコ広場の沖に浮かぶ島全体が修道院の教会で、一番ポピュラーな作品である。平面図を見ると中世以来の
バシリカ様式の教会堂に彼の趣向の集中式の平面を融合させたことがはっきりと分かる。
また、光を3方向からうまく取り入れて空間を演出している。これが教会の内部かと思えるほどの明るさにも驚かされる。
ヴィチェンツァの集中形式の別荘アルメリコ邸は彼の最も有名な作品で、ロトンダと呼ばれている。郊外の丘の上に毅然と建っており、四方に向かって開かれたロッジァ(列柱空間)から水平線まで延びている美しい田園風景を楽しむことができる。また、中心部には住宅では珍しいドームを戴き、ホールに空間のゆとりと光をもたらしている。邸宅というより、接客の為の眺望台、あるいは劇場というのがふさわしい。
■画像は35年以上も前のもので現状とは大きく異なっている場合もあります。