ミラノの
サンタンブロージオ教会はイタリアンロマネスクの最高傑作の一つであろう。外部からは前庭に囲まれてそのファサードを見る事ができないが、前庭に足を踏み入れると半円形のアーチの波に包み込まれる。
そのアーチが心地よいリズムとなって我々をナルテックスに導きそれは、重量感のある石の積柱と、縞模様の蹲ったような低いボールトによって醸し出された
聖アンブロジオを称える空間であり、ロンバルディア・ロマネスクを手がけた石工たちの誇りでもある。『
最後の晩餐
』のある
グラッツェ教会からそう遠くない場所(東)にありながら訪れる人が少ないのが残念である。
■画像は30年以上も前のもので現状とは大きく異なっている場合もあります。