インドの建物でどれが一番素晴らしいかと聞かれると陳腐かもしれないが、『タージ・マハル』と答える。どこか病的にまでの美しさは、それが最愛の人の墓であるためかもしれない。
ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーン(在1628〜58)は妃ムムターズ・マハルの死に際し、1631年その死を悲しんで帝国の国力を傾けて(実際、国は傾いた)このタージ・マハルを建設し、その愛を表現しようとした。ムガル世界各地から膨大な量の貴石が取り寄せられ、また職人が集められ、22年といわれる歳月と天文学的な費用をかけて1653年に完成した。基壇の大きさは95m四方、本体は57m四方で、高さ67m、四隅のミナレット(塔)の高さは43m。
(引用許可:ダイヤモンド・ビッグ社「地球の歩き方」編集室)
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