アクロポリの丘の下に広がる一体をアゴラと呼び、かつては集会や軍事訓練が行われていた場所である。ただ広いところで、世界史の教科書から抱いたイメージから随分異なる。市民が集まって意見を戦わせた直接民主主義の象徴はもっとこじんまりした場所かと思っていたが、これだけ広くないと全市民を集めることが不可能だったであろう。それと同時に、この広さだったら衆愚政治が蔓延ったのも宜なるかなと思わずにはいられなかった。
街中の教会はおしなべて小規模である。ギリシアにはルネサンスやバロックの波が押し寄せてこないで、伝統的な
ギリシア十字の形がずっと受け継がれてきたせいであろう。素朴な印象を受ける。
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