ロマネスクという言葉は19世紀になってフランス人によって『ローマ風の、ローマ人の作った』という意味で名付けられたもので、実体とはかけはなれた意味をもつ。度重なる蛮族の侵入で破壊しつくされた
ローマの文化は衰退し、象徴と形態の混沌の中から新しいヨーローッパの胎動が始まる。
11世紀から12世紀にかけて社会の安定とともに宗教への著しい高揚が見られ、イスラム世界からの石造技術の移入もあり、各地で数多くの教会が建立された。特にスペインの
サンチャゴ・コンポステラへと続く巡礼街道には重厚な質感をもった教会が建てられた。
ブルゴーニュはドイツからの巡礼者達の通り道にあり、シトー派の中心クリュニー修道院もあり、ヴェズレイ、オータン、ツールニュ、ディジョン等、ロマネスク様式の教会が数多く点在する。勿論、この地方はロマネ・コンチを始めとしてワインの著名な
産地であり、ヨーロッパに行かれたら、是非足を運ばれる事をお勧めします。
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