シカゴ-5 シカゴのマリーナ・シティ
トウモロコシを連想させる2本の円筒形のビルはマリナー・シティと言われるシカゴの代表的な建築の一つである。足元の運河に面しマリーナを備えた高級アパートメントで、下層部は駐車場として使用している。丁度、建築を志したころに発表された作品で、その特異な形(当時は高層建築は構造的に4角だと思い込んでいた。)
とプレキャストのカーテンウォールという斬新さで、設計演習の課題に使わせてもらった思い出のある作品であり、是非見てみたかった作品である。
今でこそ、ジョン・ハンコック・センターやシアーズタワーを初めとするスカイスクレイパーが林立するシカゴの街では目立った存在では無くなってしまったが、どこまでも続く地平線の中にたった2本のトウモロコシの姿に驚嘆の声があがったのは無理からぬことであろう。
実を言うと、アメリカに着いた翌日、このビルの2階?にある『Wollensky's Grill』に昼食を取りにぶらっと立ち寄ったのだが、あまりにも貧相な格好の一人客ということで、入り口の横の席に座らされ、大きなテーブルでビールを飲みながら怪気炎をあげているグループや和やかに楽しむ家族連れを横目に見ながら、寂しい食事を取ることになってしまった。
英国風のステーキ(ロースト・ビーフ)はとても柔らかくワインも結構いけたのであるが、おいしい食事は一人で味わっても楽しいものでないことを思い知らされ、それ以降の食事はホテルかカウンターのあるステーキハウスやセルフサーヴィスの店ばかりになってしまった。若い頃の旅と違って(その頃はそんな店に入る余裕が無かったが……)、一人旅は結構辛いことを思い知らされた。
(注)
小さい画像を選択してクリックすると大きい画像が表示されます。
大きな画像をクリックすると次の写真が出てきます。
am21